本記事は、エレクトロニクス実装学会発行の機関誌『エレクトロニクス実装学会誌』Vol.19 No.2に掲載されたものの抜粋です。全文を閲覧するにはエレクトロニクス実装学会の会員登録が必要です。会員登録に関して詳しくはこちらから(エレクトロニクス実装学会の「入会手続きについて」へのリンク)。全文を閲覧するにはこちらから(エレクトロニクス実装学会のホームページ内、当該記事へのリンク)。『エレクトロニクス実装学会誌』の最新号はこちら(最新号目次へのリンク)。

 フッ素樹脂は、樹脂の中では非常に高価であるが、摩擦係数が非常に低く、撥水撥油性に優れ、融点が高いなど、価格に見合う以上のさまざまな特性を有している。近年では、優れた誘電特性にも注目が集まっており、フッ素樹脂の用途拡大が望まれているが、その表面エネルギは非常に低く、接着・接合が非常に難しいため、用途が制限されている。本稿では、フッ素樹脂の中でも最も接着・接合性が乏しいポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の表面改質方法と異種材料との接合について解説した上で、革新的技術である熱アシストプラズマ処理の効果と接合例について紹介する。