肉体感覚が鋭いボディビルダーのお墨付きを得た無線イヤホンが登場した。オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、激しい動きでもフィット感が高く、トレーニング時の音楽再生に向くとする無線イヤホン「E7wireless」(SE-E7BT)を2017年10月上旬に投入する。左右が連結しているタイプで、IPX4対応の防沫仕様。オープン価格で、実売想定価格は8500円前後だ。
今回の製品発表と同日の2017年9月12日、米Apple社が新型iPhone「iPhone X」と「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」を発表した。イヤホン・ヘッドホン業界では「iPhone買い替え時がイヤホン買い替え時」とされ、需要が増加するタイミングとされている。特に無線イヤホン/ヘッドホン需要はさらに拡大すると見られており、今回の製品もこうした需要を狙うと見られる。
今回の製品は、イヤホンの基本機能である「いい音の提供」に加えて、スポーツ時の装着など使い方にこだわって開発したとする。激しい動きでも外れにくい「3D Active Fit」構造を採用した。本体にボールジョイントを組み込んだもので、事実上の前機種とする「SE-E721」でも同様の技術を採用していた。当時、エクストリームスポーツを想定して採用したところ海外を中心に好評だったため、今回の製品で改良した構造を採用したという。ユーザーの耳の形状、耳穴の角度に合わせてインナー部分の角度が変わるため、フィット性が高められる。また、人間工学に基づいたイヤーフックと、構造・素材の見直しによる従来製品比40%減の軽量化により、装着感を高めたとする。