毎年、1月初頭に米ラスベガスで開催される、世界最大規模の消費者向けテクノロジーの総合展示会「CES」。今年の「CES 2016」で、間違いなく主役の一角に躍り出たのは「スポーツ」だった。

 ラスベガス市内に設けられた会場の一つ、「Sands Expo and Convention Center」にはスポーツコーナーが割り当てられ、専用のウエアを身に着けたインストラクターが走ったり、バットやゴルフクラブを振ったり、バスケットボールを投じたりするなどの実演を見せ、来場者の関心をひいていた(写真1~3)。

写真1:ゴルフスイングを可視化する
写真1:ゴルフスイングを可視化する
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写真2:野球のバットスイングを数値化
写真2:野球のバットスイングを数値化
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写真3:バスケットボールのジャンプ率を可視化
写真3:バスケットボールのジャンプ率を可視化
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 それ以外にも、同会場の1階は「Eureka Park」と呼ぶベンチャー企業向けフロアになっており、スポーツを事業にしようというベンチャー企業が自社の技術や製品を盛んにアピールしていた。もちろん、大手メーカーの中にもスポーツ関連の出展が見て取れた。