連載主旨

 厚生労働省は2015年8月、互いに離れた場所にいる医師と患者を情報通信機器でつないで行う「遠隔診療」の適用範囲について、より広い解釈を明確にする通達を出しました。これを受け、遠隔診療の利用シーンが大きく広がるという期待をはじめ、関係者の関心が急速に高まってきています。

 日経デジタルヘルスでは、遠隔診療にかかわる医療関係者や産業界のプレーヤーを招き、遠隔診療の動向とそれが生み出す新たな市場機会を展望するセミナー「どうなる? 遠隔診療 ~厚労省の“解禁通達”で潮目が変わる~」を2015年12月9日に開催します。

 そこで、このセミナーとの連動企画として、本解説では、遠隔診療に関する動向や事例、インタビューなどをお伝えしていきます。

<これまでの関連記事の一部>
「遠隔診療」のより広い解釈、厚労省が明確化
オンラインでの「処方薬の対面販売」システムを開発
「厚労省通達」で注目集まる中、遠隔医療学会が開幕
遠隔医療の潮目は変わった」、参議院議員の秋野氏