ディーゼルを深く知るための記事
目次
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Dセグメント車も1.0L・3気筒、直噴ガソリン車はPMの数を規制
厳しくなる燃費規制と排ガス基準
日米欧といった先進国での燃費基準は今後10年以上にわたってさらに強化される。この対応でガソリン車では過給と組み合わせた排気量のダウンサイジングが進む。一方、直噴ガソリン車でPM(粒子状物質)の新規制が始まるなど排ガス規制の強化も続く。実走行時の有害物質排出量が規制値より多い日本や欧州は新たな試験方法…
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日本はAlブロックが主流、鋳鉄では強度の高いFCV増える
日米市場で復活始まるディーゼルの勝算:Part 4 エンジンの軽量化
ガソリンエンジンより重くなるディーゼルエンジン。少しでも軽量化するために重要なのがシリンダブロックの材料選択だ。ただし、日本と欧州で選択は異なる。国内メーカーはAl(アルミニウム)合金製、欧州では鋳鉄を採用するところが多い。そうした中で、部品共通化を目的に国内でも鋳鉄を採用する例も登場した。
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吸気側も可変化して出力向上、欧州では2ステージ化が進行
日米市場で復活始まるディーゼルの勝算:Part 3 ターボの進化
燃費と商品力の向上を狙い、高出力化が進む最新のディーゼル。その高出力化を可能にしているのがターボの進化だ。タービン側の流路を可変にしたターボはすでにかなり浸透し、次の進化として、コンプレッサ側の可変化や大小二つのターボを使う2ステージ化も始まっている。日本でも今後2ステージ化が進むとの予測もある。
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200MPaに達する燃料噴射圧、圧縮比15以下のエンジンも登場
日米市場で復活始まるディーゼルの勝算:Part 2 排ガスのクリーン化
最新エンジンはクリーン化の要件を満たしつつ出力・燃費を向上させている。そのために噴射圧力は高まる方向にあり、200MPaのエンジンも商品化されている。クリーン化と燃費の向上に効果がある低圧縮比化では可変バルブタイミング機構により15以下を実現したエンジンが登場。後処理技術では水素でNOx(窒素酸化物…
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国内メーカーが相次ぎ発売、一般消費者の認知が普及のカギ
日米市場で復活始まるディーゼルの勝算:Part1 日本市場の可能性
環境に悪いというイメージから、日本ではほとんど姿を消したディーゼル乗用車。 そうした状況がこの秋から変わる。日産、三菱がクリーンディーゼル搭載の乗用車を相次いで商品化するほか、2009年にはホンダも商品化する計画だ。 ただし、消費者の関心はいま一つ。ガソリン車に比べて価格が大幅に上昇するのもネックだ…