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HOMEエレクトロニクス機器IFA 2017レポート > テレビをデザインでいかに差異化するか

IFA 2017レポート

テレビをデザインでいかに差異化するか

  • 麻倉 怜士=評論家、日本画質学会副会長
  • 2017/09/14 05:00
  • 1/2ページ

 かつてブラウン管の時代は、テレビのデザインの可能性は無限に広がっていた。しかし、今や韓国LG Electronics社の有機ELテレビは「壁紙」と自称するほど薄くなった。シャープは今回の「IFA」で、フレーム厚みがわずか3mmの「フレームレステレビ」を提案した。パナソニックは、透明有機ELパネルに、カットした透明アクリルを組み合わせたクリスタルディスプレーをブース正面に展示した。この先、テレビの形はどうなるのか。単なる薄くて、透明な板になるのか。使い方はどう変わるのか。こうした流れに対応(対抗?)する動きが、IFAで出てきた。

シャープがブースで展示した、フレーム3mm厚の70型液晶ディスプレー
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パナソニックの透明有機ELディスプレー
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 1つが、ドイツのテレビメーカーのLoewe社である。同社は以前からデザインにこだわるブランドとして有名だ。試作機の有機ELテレビ「Bild X」シリーズでは、ディスプレーの回りに金属パイプを張り巡らしたり、台のフレームの大理石を与えるなどのデザインの工夫で独自の存在をアピールしていた。

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ディスプレーの周りを金属フレームで囲った有機ELテレビ
(Loewe社)
金属フレームと大理石の組み合わせ
(Loewe社)
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 担当者が言った。「ディスプレーメーカーは『いかに薄く、フレームを細くした』と提案してきますが、このままいってしまうと、単なる板になり、われわれの製品のアイデンティティーが無くなります。私たちは、きちんとデザインで主張したい。価値をデザインに置きたい」。

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有機ELテレビの木製の脚にスピーカーが取り付けられている
(Loewe社)

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