米iFixit社が手際よくiPhoneとApple Watchの分解を進める部屋の隣で、日経テクノロジーオンライン分解班もiPhone 7とiPhone 7 Plusの分解を開始した(iFixit社の分解の様子はこちら)。さて、こちらでは日経テクノロジーオンライン分解班の分解の様子をご覧いただこう。

 最初の作業は、ディスプレー部と本体(バックケース)の分離である。この作業では、iFixit社が利用していた独自の工具「iSclack」が役に立った。iSclackはトングの先に吸盤を付けたような工具である。この吸盤をiPhoneの表面と裏面に固定し、柄を握ることでディスプレー部と本体の間に、隙間を作ることができる(図1)。この隙間に、ペーパーナイフを差し込み、牡蠣を剥くような要領でナイフを動かし、ディスプレーと本体を分離した。

図1  iSclackを利用して、ディスプレー部を取り外す
図1  iSclackを利用して、ディスプレー部を取り外す
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