工場や発電所、交通、農業などさまざまな分野で、現場の状態を常に監視し管理や制御に応用するために、無線センサーネットワークへの期待が大きい。ただし、信頼性の高いネットワークを構築するには、センサーネットならではの要求仕様を理解し、構築の勘所を学ぶ必要がある。本連載では、個々のノードが電池で動作する、大規模な無線センサーネットワークを構築する際に重要なポイントを説明していく。

小林 純一 こばやし・じゅんいち
リニアテクノロジー ダスト・エバンジェリスト
1984年3月、京都大学卒。京セラ、ロジックシステムズインターナショナル、九州日本電気ソフトウエア、インモス・ジャパンを経て、2000年11月にリニアテクノロジーに入社。地域統括セールスマネジャーとして東日本における同社アナログICの販売活動を統括。対象市場は車載、産業、通信業界、その他全般にわたる。2013年2月に、ダスト・エバンジェリストとしてDust Networks社製品のマーケティング活動およびTSMPプロトコルの啓蒙活動を開始。