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ネットワーク機能をソフト化するNFV

オープンソースの力を借りて、商用化までの期間を短縮

NFV実現のカギは相互接続性、オープンソース化の動きも

  • 堀越 功=日経コミュニケーション
  • 2017/09/13 05:00
  • 1/5ページ
「ITpro」2015年2月13日公開のNFV実用化までの道のり「NFV実現のカギは相互接続性、オープンソース化の動きも」を転載した記事です(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)。前回はこちら

実証実験フェーズから商用フェーズへ向かっているNFV(Network Functions Virtualisation)。商用化に向けたポイントの一つが相互接続性の確保、つまりマルチベンダー体制の実現である。さらにNFVの基盤部分をオープンソース化しようとする動きもある。

 NFVが実際に相互接続性がどの程度、担保できるかどうかは、やってみないと分からない点が多い。逆に相互接続性が担保されないと、新たにソフトウエアのネットワーク機能(VNF:Virtualised Network Function)を追加した場合も、同じベンダーの基盤(NFVI:NFV Infrastructure)を用意しなければならず、NFVによるメリットは半減する。

 NTTドコモによると「☞MANOとNFVIは当初は1社による提供でもかまわない。しかしVNFについてはマルチベンダー体制が必須」(同社R&Dイノベーション本部ネットワーク開発部の音洋行ネットワーク仮想化基盤担当部長)という。つまり、MANOに含まれる☞VNF ManagerだけをVNFと同一のベンダーにして、VNF Managerと☞VIM、そしてオーケストレーター間の相互接続性が担保できればマルチベンダー体制が確保できることになる。

MANO▶
Management and Orchestration。運用管理の仕組み。
VNF Manager▶
VNFを管理するための仕組み。
VIM▶
Virtualised Infrastructure Manager。NFVIを管理するための仕組み。

 同社の最新の実証実験では、まさに上記のような観点でマルチベンダー体制を構築し、負荷が増した場合にスムーズにリソースが追加される点や、ハードの故障時に予備のハードに自動的に復帰する点などをチェックした。その結果、マルチベンダー体制でも十分動作することを確認でき、冒頭の発言にみられた「商用化に向けて2歩、3歩も前進した」となった。

 NTTドコモの音担当部長は「2015年度に何らかの需要に対して☞vEPCを導入していきたい。特定のサービス向けか増設なのかはこれからの議論」と話す。

vEPC▶
仮想化されたEPC(Evolved Packet Core)のこと。

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