専用のハードウエアで実現していた通信事業者のネットワーク機能をソフトウエア化して、汎用の仮想化基盤上に集約するNFV(Network Functions Virtualisation)。実証実験フェーズから商用フェーズへと足取りを加速させている。

 本連載では、第1回でNFVのこれまでの歩みから2020年の姿を俯瞰した後、第2回では実用化に向けた取り組み、第3回ではNFV商用化の条件となる相互接続性について整理する。