連載主旨

医療は病院が担うもの――。そんな常識は近い将来、過去のものになる。代わって到来するのは、社会を構成するあらゆる要素が医療を担う“場”になる時代だ。例えば、家や商業施設などの生活空間、自動車などの移動空間、そして個人のカラダそのものが医療の中心地となる。

これは、日経デジタルヘルスがかねて提唱する「ソーシャルホスピタル」の一節だ。最近になって、その世界の実現に向けた動きが少しずつ見え始めてきた。

そこで本解説企画では、この「ソーシャルホスピタル」をテーマに開催する日経デジタルヘルス主催のイベント「デジタルヘルスDAYS2016」(2016年10月19~21日)とも連動しながら、ソーシャルホスピタルに関連するさまざまな記事をお届けしていく。