東北大学の田中氏
東北大学の田中氏

自動運転車向けジャイロセンサーや空間認識センサー、音声認識向け高感度マイク、AR/VR向け位置検出センサー、スマートフォン向け小型RFモジュール。これらの性能やコストを左右するデバイス技術が、2017年6月18~22日に台湾・高雄で開催されたセンサー/アクチュエーターの国際学会「Transducers 2017(The 19th International Conference on Solid-State Sensors, Actuators and Microsystems)」で相次いで発表された。今回を含めて同国際会議に継続して参加している東北大学教授の田中秀治氏(同大学院 工学研究科 ロボティクス専攻 マイクロシステム融合研究開発センター)が、注目した論文を応用動向と関連付けて3回に分けて紹介する。