スポーツビジネスに強い意欲を持つ人が集まる

 イベント初日には、鈴木氏の講演以外にも4つのセミナーが開催された。早稲田大学スポーツ科学学術院教授の原田宗彦氏は、「スポーツ・ヘルスツーリズムによる地域イノベーション」と題し、具体的な事例を交えながらスポーツ・ヘルスツーリズムのポテンシャルと課題を解説した。

 流通経済大学 スポーツ健康科学部 准教授/日本ラグビーフットボール協会 普及・競技力向上委員会 国際協力部門長の西機真氏と、フューチャーセッションズ イノベーション・ファシリテーター/慶應SDM大学院 スポーツデザイン・マネジメントラボ 研究員の上井雄太氏による「スポーツを活かした新しい未来づくり―ラグビーの挑戦―」と題したセミナーでは、講演を聞くだけではなく、参加者同士が対話する試みも実施。参加者の多くが積極的に発言し、会場は盛り上がりを見せた。

「スポーツを活かした新しい未来づくり ―ラグビーの挑戦―」では、参加者の多くが積極的に発言を交わし、盛り上がりを見せた
「スポーツを活かした新しい未来づくり ―ラグビーの挑戦―」では、参加者の多くが積極的に発言を交わし、盛り上がりを見せた
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 このように、スポーツビジネスの活性化に強い意欲を持った人々が多く訪れている「ヘルスケア&スポーツ」。スポーツビジネスに関わる人はもちろん、他産業とスポーツを掛け合わせることで新たなビジネスチャンスを掘り起こしたいと考えている人にとっても注目のイベントといえるだろう。ヘルスケア&スポーツは、3月10日まで開催される。