自動運転やシェアリングサービスといった、交通に関する新たな動向をテーマに産学官の関係者が議論する「ITS EU会議2017」が2017年6月19~22日にかけて、フランスのストラスブールで開催された。ストラスブールはドイツ国境に近いフランス東部の人口30万人弱の都市。最近ではLRT(Light Rail Transit)を活用したコンパクトシティー政策を実施していることで知られる。

 19日午後4時すぎからのオープニングセレモニーには、欧州委員会(EC)の関係者やプレゼンテーションの登壇者など約500人が約50カ国から参加した。20日からは協賛各社や各国の行政機関が参加する展示会が始まる。この会議をジャーナリストの桃田健史がレポートする。