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クルマの基本動作を学ぶカーメカニズム基礎講座

CVTは構造の違いで3種類に大別、主流は金属ベルト式

CVT:無段変速機(2)

  • 高根 英幸=自動車ジャーナリスト
  • 2017/12/07 05:00
  • 1/4ページ

出典:日経Automotive、2016年5月号、pp.84-87(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

日経Automotiveのメカニズム基礎解説「第15回:CVT(無段変速機)」の転載記事となります。

 CVTは、構造の違いで「金属ベルト式」「チェーン式」「トロイダル式」の3種類に大別できる(表2)。

表2 CVTの種類
[画像のクリックで拡大表示]

 金属ベルト式のCVTは、プーリーと、金属コマと薄板で構成したベルトを使い、プーリーで締め付けて駆動力を伝える。

 プーリーはドライブ側の幅を油圧で変化させることで、ベルトに引っ張られる形でドリブン側のプーリー幅が変化する。これにより連続的に変速ができるだけでなく変速比を幅広くできる。

 図1で示したのは、アイシン・エイ・ダブリュが開発した金属ベルト式のCVTである。ドライブプーリーの上流にある遊星歯車は、リバースギアの逆転に用いているもの。

 金属コマを重ねて形成する関係上、屈曲性に限界がある。また、伝達トルクの容量を確保するためベルトの厚み方向に一定の厚さが必要となることもあって、プーリーの半径は大きくなりがちだ。このため、金属コマを用いたベルト式は、横置きエンジンとの組み合わせに適したCVTと言える。

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