バイエル薬品が2016年3月に立ち上げた、デジタルヘルス技術を支援するオープンイノベーションプログラム「Grants4Apps Tokyo」。第1回のお題「服薬アドヒアランスを改善する革新的な解決方法」に対して集まった応募の最終選考会が2016年6月27日、東京都内で開催された(関連記事1同2)。3チームがプレゼンテーションを行った後、最優秀賞が発表された。選ばれた「解決策」は果たして…。

 Grants4Apps Tokyoは、バイエル薬品が提示した課題を解決するデジタルヘルス技術(ソフトウエア、ハードウエア、モバイルアプリケーション、ウエアラブルデバイスなど)を募集。最優秀の提案に対して、助成金100万円を支給するというもの。

Grants4Apps Tokyoを主導する、バイエル薬品 オープンイノベーションセンター R&Dアドバンストアナリティクス&デジタルヘルスイノベーション マネジャーの菊池紀広氏
Grants4Apps Tokyoを主導する、バイエル薬品 オープンイノベーションセンター R&Dアドバンストアナリティクス&デジタルヘルスイノベーション マネジャーの菊池紀広氏
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 第1回のお題は、2016年3月22日のキックオフイベントで発表。応募のあった提案をバイエル薬品が社内選考で3つに絞り、最終選考では同社役員クラスの6人が審査員を務めた。

 最終選考に残ったのは、次の3つ。公立昭和病院 医師の秋葉春菜氏らによる「おくすりサポート」、情報医療 代表取締役の原聖吾氏らによる遠隔診療サービス「curon(クロン)」、慶応義塾大学 医学部 循環器内科の木村雄弘氏らによる「飲み忘れゼロ!プロジェクト」。