はじめに
Webの世界におけるコンテンツの流通について、以前は制作者個人のサイトや、公式サイトでコンテンツを配信することが多かったが、近年ではyoutubeやniconico、pixivなどのような、コンテンツのプラットホームを通じた流通が主流となっている。コンテンツプラットホームは、ただコンテンツが置かれる場所というだけではサービスとしては不十分である。導線をどうコントロールするか、コンテンツに対する付加価値をどうコントロールするかを設計する必要がある。本稿では、niconicoの事例をベースとして、不自然言語処理の応用事例を紹介する。また、産業界・学術界の相互発展のためのデータセット公開・学習済モデル公開とその流通プラットホーム構築を提言する。