本記事は、電子情報通信学会発行の機関誌『電子情報通信学会誌』Vol.100 No.1に掲載されたものの抜粋です。全文を閲覧するには電子情報通信学会の会員登録が必要です。会員登録に関して詳しくはこちらから(電子情報通信学会の「入会のページ」へのリンク)。全文を閲覧するにはこちらから(電子情報通信学会のホームページ内、当該記事へのリンク)。『電子情報通信学会誌』の最新号はこちら(最新号目次へのリンク)。電子情報通信学会の検索システムはこちら(「I-Scover」へのリンク)。

はじめに

  Webの世界におけるコンテンツの流通について、以前は制作者個人のサイトや、公式サイトでコンテンツを配信することが多かったが、近年ではyoutubeやniconico、pixivなどのような、コンテンツのプラットホームを通じた流通が主流となっている。コンテンツプラットホームは、ただコンテンツが置かれる場所というだけではサービスとしては不十分である。導線をどうコントロールするか、コンテンツに対する付加価値をどうコントロールするかを設計する必要がある。本稿では、niconicoの事例をベースとして、不自然言語処理の応用事例を紹介する。また、産業界・学術界の相互発展のためのデータセット公開・学習済モデル公開とその流通プラットホーム構築を提言する。