約22GWの太陽光が生き残った可能性も
改正FIT法の施行に伴い、設備認定を受けたものの2017年3月31日までに電力会社と接続契約を締結できていない案件は「失効」扱いとなった。
経済産業省の推計によると、失効した容量は約28GW程度となるようだ。失効した案件のほとんどが太陽光とすれば、3月末時点で太陽光の未稼働案件は約50GWだったので、約半分が失効し、約半分が生き残る計算になる。
逆に言えば、改正FIT制度に移行後も、太陽光発電については、22GW程度の新設案件のマーケットポテンシャルが存在し、今後も年間4~6GW程度の新規開発が行われることがわかる(図3)。