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激変!クルマ×AI業界地図

住民巻き込み自動運転車を開発、公道テストで首位走るグーグル系企業

IT業界編 米ウェイモ(上)

  • 浅川 直輝=日経コンピュータ
  • 2017/05/29 05:00
  • 1/3ページ

 自動運転の公道テスト。利用者を巻き込んだ調査。サービスの実証実験――。自動運転の実現に向けて、着実に歩を進める注目すべき会社がある。自動運転車の開発を手掛ける米グーグル系のウェイモだ。

 自動運転車の公道テストで実績を積んでいるウェイモは、米グーグルの自動運転研究部門から派生し、現在はグーグルの親会社である米アルファベット傘下の会社だ。自動運転に関する技術開発のレベルを段階的に引き上げていることから、ウェイモの動向に対する関心度は高まる一方である。

 ウェイモの最近の動きとして注目すべきは、2017年4月24日に発表した「Early Rider Program」だ。Early Rider Programは、一般住民を自動運転車に乗せる公開テストプログラムである。米アリゾナ州フェニックスの住民から参加者を募集している。

 今後は、自動運転車を活用した無人タクシーなどの実証実験にも乗り出す可能性がある。ウェイモは2017年5月16日、ライドシェア(相乗り)大手の米リフトと自動運転技術開発の分野で提携することを明らかにした。

写真●ウェイモが実施する自動運転車の公開テストプログラム「Early Rider Program」の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 ウェイモは、Early Rider Programを通じて、生活スタイルや交通ニーズの異なる一般住民から、様々な意見を集約。自動運転車の開発に役立てる。同プログラムの参加者は、毎日いつでも、どこに行く時でも無料で自動運転車を利用できる。ウェイモがリフトとの提携で無人タクシーサービスの実証実験を始めることになれば、ここでも自動運転車に関する利用者への調査を手掛けることになるだろう。

 同プログラムでは、欧州フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のミニバンと、トヨタ自動車のSUV「Lexus RX450h」を改造した自動運転車を使用。テストドライバー1人が乗車し、走行状況を監視する。

 「どのような場面で自動運転車を使いたいか」「運転手はどのように自動運転車と意思疎通を図るか」「乗員は自動運転車を乗車中、どのような情報を求めるか」「自動運転車の操作方法として何が適切か」――。こうした様々な項目に関する調査を、ウェイモはEarly Rider Programやリフトとの提携を通じて進める。

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