この記事は『バイタルサインセンシング技術に関する特許分析と事業化動向【Part.2 米国特許編】』(発行:キャップインターナショナル)から一部を抜粋・編集したものです。

 今回は、血中酸素測定(センシング)技術を取り上げる。同技術に関しては、特許検索によって310件を抽出。精読の結果、解析対象特許として264件を得た。以下では、時系列で見た概要を示そう。

登録件数は増加傾向

 まず、264件の米国登録特許全体では、登録件数には増加傾向が見られる(図1)。出願件数は2006年にピークがあるが、全体的にはコンスタントに推移している。

図1●血中酸素測定技術に関する特許の出願件数/公開件数推移
図1●血中酸素測定技術に関する特許の出願件数/公開件数推移
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 ここで、最近出願されいまだ登録に至っていないものはデータとして抽出されていない。出願から登録に至るタイムラグを考えると、直近の2013~2015年には実際はもっと多数の特許出願があり、今後登録されるとともに件数が増えていくと考えられる。