眼鏡、腕時計に続き、そしてそれを越えるウエアラブル機器として注目を集める「ヒアラブル(hearable)」。その代表格とされるのが米Apple社のBluetooth無線イヤホン「AirPods」だ。今なお6週間待ちの品薄状態が続いており、製品を入手するのも難しい。
仕方なくデモ機をApple Japanから借りて、前回の記事で使い勝手を確認したが、もちろんデモ機は分解はできない。そこで各種資料を元に「エアー分解」し、内部構造の推測を試みてみる。
Appleが内部構造を動画で公開
内部構造を把握する上で重要な情報源となるのが、同社が2016年9月7日に開催した発表会で公開されたスライドだ。AppleがWebで公開している動画の88分ころに登場するX線写真のような図で、AirPods内部の構成が紹介されている。