1988年に世界で初めて電動パワーステアリング(EPS)を開発、生産したジェイテクト(当時はその前身である光洋精工)は、コラムアシスト式だけでなく、ピニオンアシスト式、ラックアシスト式といった市場に出回るEPSのすべての形式をカバーしている数少ないメーカー。そのジェイテクトにEPSの現在と未来を聞いた。
連載
ジェイテクトが語る電動パワステの現在と未来
目次
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電動パワステへの要求が厳しい自動車メーカーとは
ジェイテクトは前身の一つである光洋精工が1989年に世界初のEPSを開発した、EPSのパイオニア企業である。この世界初のEPSを開発した経緯がなかなか面白い。それはスズキ「セルボ」のオプション装備として開発されたそうだ。
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先進運転支援システム(ADAS)で求められるEPSの冗長性
自動運転技術が進化する中でステアリングの役割が重要になってきている。ADAS(先進運転支援システム)におけるEPSの役割について、ジェイテクト第2ステアリングシステム技術部の第1開発室室長、山本康晴氏に話を伺った。
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「2020年にEPS採用率は約67%に」、ジェイテクト山川部長
ジェイテクトは、その前身である光陽精工が1988年に世界で初めて電動パワーステアリング(EPS)を開発、生産したEPSのパイオニアである。同社は開発中のラックアシスト式を含めて、市場に出回るEPSのすべての形式をカバーしている数少ないメーカーとも言える。