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HOMEクルマ車載部品最新カーエレの基礎を学ぶ > HUDにARを組み合わせる

最新カーエレの基礎を学ぶ

HUDにARを組み合わせる

ヘッド・アップ・ディスプレー(下)

  • 金森 直人、畑中 やよい=デンソー 情報通信機器開発部
  • 2017/04/14 05:00
  • 1/3ページ

出典:日経Automotive、2017年1月号、pp.80-81(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 HUDは1987年ごろに、米General Motors(GM)社が世界で初めて採用した。2005年にはドイツBMW社が採用したことを機に、他の自動車メーカーへの採用が広がった(図6)。前述したHUDの特徴を踏まえると、北米(フリーウエー)や欧州(アウトバーン)などの道路環境・交通事情が、普及を後押ししていると考えられる。

図6 HUDを搭載している主な車種(2016年)
1987年ごろにGM社が先陣を切り、2005年のBMW社の採用を機に搭載車が拡大した。
[画像のクリックで拡大表示]

 表示できる情報は、年々変化している。走行中の速度や燃料切れの警告などの車両情報から、カー・ナビゲーション・システムの普及により、経路案内と呼ばれる自車が曲がる交差点までの距離や形状、接近車警報といった安全運転のための運転支援情報へと変貌している。クルマの安全・安心への関心の高まりと、安全装置の装着拡大がHUDで表示する情報を増やし、より安全な運転ができる環境を運転者に提供できるようになってきた。これも、HUDが拡大する理由と考えている。

 HUD製品の仕様は、1990年代には表示対角が2~5インチのモノカラーで、明るさは3000~5000cd/m2程度だった。現在では表示対角が7~12インチのフルカラーで、明るさは1万3000cd/m2と飛躍的に向上した。

 これは、製品を構成する部材である「TFT-LCD」と光源の主流である「LED」の進化や原価低減の成果と、前述した表示情報の進化と連動した結果であると分析する。つまり、表示サイズの大型化と情報表示の明るさ・綺麗さの向上も、HUDが拡大する理由と考えている。

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