連載
海外ビジネス最前線
目次
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世界で高まる危機感、系統安定化の本命は蓄電池だ
欧米で本格化する電力ストレージ事業
再生可能エネルギーの普及などを背景に、リチウムイオン蓄電池など電力貯蔵設備(ストレージ)を活用したビジネスが世界で次々に誕生している。日経BP総研 クリーンテック研究所はこの変革の波を「世界 再エネ・ストレージビジネス総覧」にまとめた。その中から、新たな電力ビジネスとしての「系統安定化ビジネス」に焦…
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電力会社が中抜きされる時代がやってくる
欧米で始まった電力のP2P取引、ブロックチェーン技術を活用する試みも
欧米で太陽光発電などの分散電源で発電した電気を、消費者と発電事業者が直接取引する電力のP2P(ピア・ツー・ピア)取引が始まった。消費者が特定の発電所を選択できるメリットがあり、流通コストを削減できる可能性もある。仮想通貨で注目される「ブロックチェーン」技術を活用する技術開発も活発化してきた。新たな電…
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太陽光と蓄電池の「仮想発電所」はもっとお得
蓄電池の電気を市場で売却、海外で始まった新モデル
「VPP」(バーチャルパワープラント)と呼ばれる新たな電力ビジネスが海外で広がり始めている。仮想発電所とも呼ばれ、太陽光発電や自家発電などの価値を高めるサービスとして始まったが、近年、蓄電池にも対象が広がり、注目が集まっている。
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米豪で家庭向け蓄電池導入が本格化
電力会社がサービス化、電気代は大幅ダウン
オーストラリアやニュージーランド、米国で家庭向け太陽光発電システムと組み合わせて使う蓄電池ビジネスが広がり始めている。新規事業者が続々と参入。地元電力会社も追随し始めた。太陽光を取り巻く制度変更と蓄電池のコスト低下が追い風となり、海外では一足先に蓄電池の普及に弾みがつきそうだ。