本記事は、2017年3月16日公開の「任天堂Switchをさらに分解、メイン基板にアクセス」に写真を追加、解説を追記して再公開したものです。また、日経エレクトロニクス4月号の特集「触覚フィードバック革命」の「第3部:『Nintendo Switch』分解、随所に見える任天堂らしさ、汎用品の多用と熱/雑音対策」で解析結果をさらに詳しく解説しています(有料記事)

 前回に続いて、本体の分解を進めていこう。シールドカバーを外して現れたのは、タブレットではあまり見掛けない入念な放熱対策だった。電動ファンやヒートパイプなどが使われており、ノートパソコンなどに近い雰囲気だ。さらにバッテリーを取り外すと、頑丈な金属製のフレームが使われていると分かった。任天堂の製品の丈夫さなどへのこだわりが感じられる。

電池を取り外す。バッテリーと基板はフレームで区切られていた。(撮影:加藤 康)
電池を取り外す。バッテリーと基板はフレームで区切られていた。(撮影:加藤 康)
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取り外したLiイオンバッテリー。容量は4310mAh。ちなみにiPhone7の2倍以上の容量だ。バッテリーの周りのスポンジは、バッテリーが膨張した時の遊びを作っていると考えられる。(撮影:加藤 康)
取り外したLiイオンバッテリー。容量は4310mAh。ちなみにiPhone7の2倍以上の容量だ。バッテリーの周りのスポンジは、バッテリーが膨張した時の遊びを作っていると考えられる。(撮影:加藤 康)
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Joy-Conを取り付けるアタッチメントを取り外す。(撮影:加藤 康)
Joy-Conを取り付けるアタッチメントを取り外す。(撮影:加藤 康)
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