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豊田章男社長が語るトヨタへの思い

利益目標などの数値は、社長が言ってはいけない

豊田章男氏特別対談:日本科学技術連盟 第103回品質管理シンポジウムより(2)

  • 中山 力
  • 2017/03/07 05:00
  • 1/4ページ
第103回品質管理シンポジウム」(日本科学技術連盟主催、2016年12月1~3日)において、トヨタ自動車社長の豊田章男氏と「日経プラス10」メインキャスターの小谷真生子氏の対談が特別企画として実施された。「自動車の明るいミライへの挑戦」と題して題された対談は、BSジャパンで「トヨタの人づくり 豊田章男の闘い」として放映された番組の一部を会場で上映し、それについて小谷氏が豊田社長に話を聞く形で進められた。第2回は、トヨタ工業学園における技術者/技能者養成の教育現場の映像を受けて対談が始まった。
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小谷氏 トヨタ工業学園というのは、お祖父様の豊田喜一郎さんがお作りになった学校ですよね。トヨタ自動車の創業とほぼ同時に学校を立ち上げたということですか。

※トヨタ工業学園の前身である豊田工科青年学校が開校したのは1938年(昭和13年)。その後、1962年にはトヨタ技能者養成所、1970年にトヨタ工業高等学園、1996年にトヨタ工業技術学園に改称し。2002年にトヨタ工業学園となった。一方、トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)の設立は1937年だが、豊田自動織機(現・豊田自動織機)内に自動車部が設置されたのは1933年である。

豊田氏 当時のトヨタグループというのは、織機業と紡織業がメインストリームでした。そういう時代においてグループ各社が自動車という、当時でいえばベンチャーに舵を切ったわけです。織機業と紡織業で評価されていた企業が、急にベンチャーとして自動車を始めたからといってうまくはいきません。そこで、人づくりから始めたのではないかな、と思います。

会社を実際に牽引するのは数多くのリーダーズ

 私もこういう立場になりますと、結局、大切なのは人なのだと実感します。組織を変えることがソリューションになるわけではなく、結局、その組織を誰がリードするかの方が大切なのです。

 しかも、1人のリーダーだけでは無理です。より現場に近いところ、より商品に近いところにいるリーダーたち、つまり「リーダーズ」が会社を引っ張っていくわけです。社長の役割は責任を取ることであって、実際に会社を牽引していくのは数多くのリーダーズ――個々の人です。これは創業のときもそうだし、80年経った今でもそこは変わらないと私は理解しています。

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小谷氏 今回、トヨタ工業学園の取材では私、感動して帰ってきました。10代でありながら自分を厳しく律して、信念をもってトヨタという会社を支えていく人材になる。ここに行き着く人づくりはものすごいですね。

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