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【分解】Microsoft HoloLens
米Microsoft社が開発した光学透過型ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Microsoft HoloLens」の分解の様子を紹介する。

 「怪しい人がいる」――。
 米Microsoft社の光学透過型ヘッドマウントディスプレー「Microsoft HoloLens」を装着し、編集部で歩き回る筆者に浴びせられる声である。

手前のウインドウを移動している様子。左上の青いウインドウは、左奥の壁を認識し、壁に沿って設置された
手前のウインドウを移動している様子。左上の青いウインドウは、左奥の壁を認識し、壁に沿って設置された
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 起動後の初期設定が終わると、目の前の空間にスタートメニューが登場した。HoloLensが搭載するOSはWindows 10で、メニューデザインもデスクトップ版Windows 10に似ている。顔を動かすと、少し遅れて追従してくる。メニューにある項目は、Webブラウザー「Microsoft Edge」や「Skype」、各種アプリをダウンロードできる「Store」など。項目を選択すると開くウインドウは、スタートメニューとは違って3次元空間の好きな場所に固定できる。