Pepperやドローン、人工知能をはじめとするロボティクス技術のデジタルヘルス領域(病院・福祉施設など)での活用が期待されています。実際に、最近になって関連する取り組みが目立ち始めてきました。
日経デジタルヘルスでは、この最新トレンドを探るセミナー「ロボット新産業サミット2016」を2016年3月9日に日経Roboticsと共同開催します。この解説では本セミナーと連動し、関連する事例やインタビューなどをお伝えしていきます。
Pepperやドローン、人工知能をはじめとするロボティクス技術のデジタルヘルス領域(病院・福祉施設など)での活用が期待されています。実際に、最近になって関連する取り組みが目立ち始めてきました。
日経デジタルヘルスでは、この最新トレンドを探るセミナー「ロボット新産業サミット2016」を2016年3月9日に日経Roboticsと共同開催します。この解説では本セミナーと連動し、関連する事例やインタビューなどをお伝えしていきます。
東京大学大学院の大江氏らが開発へ
「頭痛はありますか?」「うん、少し」「どのあたりですか?」「えっと…」「こめかみのあたりですか?」。質問者が医師や看護師ではなく、あのPepperだと想像してほしい――。
Watsonを真っ先に導入した東大医科研の宮野氏が語る
米IBM社のコグニティブ・コンピューティング・システム「IBM Watson」の日本語版の提供が2016年2月に始まった。これに先立つ2015年7月、日本の医療研究機関の先陣を切ってWatsonを導入したのが東京大学 医科学研究所だ。がんのゲノム情報を解釈し、治療法を提示してくれる機能「Watso…
救急・災害医療の新たなカタチ、始まる
救急医療にもっとハイテクの力を――。こう訴えるのは、2016年3月9日に開催する「ロボット新産業サミット2016」に登壇予定の、国際医療福祉専門学校 救急救命学科 主任(救急救命士)の小澤貴裕氏だ。
「生体情報やライフログなど、我々が集積できるデータにWatsonを組み合わせれば、ユーザーにより大きなメリットを与えられる」(FiNC 取締役 CTOの南野充則氏)――。
第一三共が導入
「創薬の“匠(たくみ)”と呼ばれてきた研究者の英知や勘を、Watsonに持たせる。これにより、開発した薬は必ず製品化に成功するようにしたい」(第一三共 執行役員 研究開発本部長 兼 研究開発企画部長の赤羽浩一氏)――。
筆者が訪問したのは、社会福祉法人奉優会が運営する通所介護の「等々力の家デイホーム」(東京都世田谷区)。土曜日に実施するレクリエーションの“指揮者”としてPepperを登場させ、高齢者のコミュニケーション活性化や身体機能維持・向上を図るのが狙いだ。フューブライト・コミュニケーションズが黒子となってPe…