これまでは主に研究の領域で活用されてきた遺伝子(ゲノム)データなどの「医療ビッグデータ」。ゲノムデータを日常診療に生かしたり、大規模臨床データを予防医療や新薬開発に活用したりする動きが2016年の今、まさに始まろうとしています。
日経デジタルヘルスでは、この最新トレンドを探るセミナー「医療ビッグデータ・サミット2016」を2015年2月26日に開催します。この解説では、本セミナーの副題である「いよいよ研究から臨床・実サービスへ」と連動し、関連する事例やインタビューなどをお伝えしていきます。
これまでは主に研究の領域で活用されてきた遺伝子(ゲノム)データなどの「医療ビッグデータ」。ゲノムデータを日常診療に生かしたり、大規模臨床データを予防医療や新薬開発に活用したりする動きが2016年の今、まさに始まろうとしています。
日経デジタルヘルスでは、この最新トレンドを探るセミナー「医療ビッグデータ・サミット2016」を2015年2月26日に開催します。この解説では、本セミナーの副題である「いよいよ研究から臨床・実サービスへ」と連動し、関連する事例やインタビューなどをお伝えしていきます。
モバイルヘルスの効用をMedidataが語る
スマートフォンやウエアラブル端末を活用し、新薬の臨床試験(治験)の効率を高める取り組みが、近く日本でも始まる。
「IoTの応用分野の1つが、ヘルスケア。我々もヘルスケアを非常に重要な分野と捉えている」(インテル 常務執行役員 ビジネス・デベロップメントの平野浩介氏)――。
東大病院の医学物理士が語る「深層学習」
電子カルテと治療計画のデータから、がん患者の治療後生存期間を予測する――。機械学習(machine learning)の手法を使って、そんなことが可能になる日が遠からずやってきそうだ。
アイ・エム・エス・ジャパンの松井信智氏に聞く
新薬開発の難度は増し、治験の負担も増えるばかり、既存薬の特許も次々と切れていく――。多くの課題を抱える製薬業界が“救世主”として期待を寄せるのが、データを活用した研究開発やマーケティングの手法だ。新薬に対する潜在ニーズを明らかにしたり、既存薬の効果と患者像の関係を明らかにしたりすることで、効率的で…
研究開発企画部の野口泰志氏に聞く
1回の採血で、肺がんやすい臓がん、大腸がんなど複数のがんの罹患リスクを一度に評価できる――。臨床検査会社のエスアールエル(SRL)と組み、健診機関や企業健診向けにこんなサービスを提供しているのが、味の素だ。
国立がん研究センター 中央病院の田村研治氏に聞く
がんの日常診療において、腫瘍の遺伝情報(ゲノム)を次世代シーケンサーで網羅的に調べ、遺伝子異常のタイプに合わせた最適な治療薬を選択する――。そんな時代がまもなく幕を開ける。腫瘍ではなく患者の血液や尿を使ったがんの網羅的遺伝子解析も遠くない将来、実現しそうだ。
弘前大学COI、“短命県返上活動”の報告会
弘前大学COI研究推進機構は2016年1月29日、同COIの研究や社会実装の進捗を報告する「弘前大学COI ヘルシーエイジング イノベーションサミット2016」を青森県弘前市内のホテルで開催。基調報告では、副機構長・研究統括の中路重之氏が弘前大学COI全体の活動状況を語った。
ヘルスケア/医療系ベンチャーを率いる5人が遺伝子検査のインパクトを議論
気鋭のベンチャー企業の経営層を集め、2016年1月20日に東京都内で開催されたイベント「Venture Alliance Fes」(主催:DYM)。「ベンチャー×医療」と題するパネル討論に続いて、「ベンチャー×ヘルスケア」をテーマとしたパネルが開かれた。
厚労省「第4回 ゲノム医療実用化推進タスクフォース」から
厚生労働省は2016年1月27日、「第4回 ゲノム情報を用いた医療等の実用化推進タスクフォース(TF)」を開催し、今後の検討の進め方などについて議論した。「ゲノム医療」と「消費者向け(DTC)遺伝子検査ビジネス」を分けて検討を進める方針案などについて、活発な討議が行われた。