日経BPクリーンテック研究所は、2016年度、東京都産業労働局から「東京ライフスタイル農業」のプロモーター(推進役)の委託を受けた。この事業は、東京都の「新事業分野創出プロジェクト」の一環として進められているもの。中小企業からの申請受けて助成している事業が、新事業創出につながってこなかったという反省に基づき、2016年度から始まった。助成金申請の前段階において、プロモーターがビジネスモデルや事業計画作りに関与することで、新事業が生まれることを狙う。リアル開発会議のノウハウを東京ライフスタイル農業にも生かす。(東京ライフスタイル農業事務局)

 植物育成にIoT(Internet of Things)技術を組み合わせることで、都市部ならではの農業の形を生み出す─。そんなテーマを掲げて進めているのが「東京ライフスタイル農業」だ。

 東京ライフスタイル農業は、3カ年のプロジェクトである。初年度となる2016年度は、中小企業や大企業、大学などをネットワーキングするとともに、ビジネスモデルを構築することが求められている。2年目と3年目は、このビジネスモデルを実現するための製品開発やサービス開発、市場でのテストマーケティングなどを実施することとなっている。