連載
徹底解説CES 2017
「CES 2017」(米国ラスベガス、一般公開日:2017年1月5~8日)には、日米欧の自動車メーカーが勢ぞろいし、エレクトロニクス、ITベンダーとの協業を多く発表した。中でも、米NVIDIA社の勢力拡大が著しく、ドイツのDaimler社やAudi社、ZF社など多くのブレーヤーとの提携を発表した。また、これまでクルマと関わりの薄かった米Amazon.com社も音声認識の技術でクルマ分野に進出し、米Ford Motor社やドイツVolkswagen社との協業に踏み出した。家電分野では音声認識やVR(仮想現実)/AR(拡張現実)といった新たな映像表示技術が脚光を浴びた。
目次
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CESのVR用HMDは“パソコン化”、IntelがVR基盤を提供
今回のCESでは、VR用やMR用のHMDで、新たなプレーヤーの存在感が高まりつつあることも伺えた。標準的な部品の組み合わせで製品を作れるようになる“パソコン化”への動きが顕在化してきた。これまで静観していた、大手半導体メーカーや大手パソコンメーカーなどが続々と参入してきたのだ。
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CESで見た家電、音声認識する冷蔵庫やメガネ並みに軽いARグラス
2017年1月の開催回で50年目を迎えた民生機器業界の世界最大級の展示会「CES」。家電分野では音声認識やVR(仮想現実)/AR(拡張現実)といった新たな映像表示技術が脚光を浴びた。ここでは、音声認識とARについて紹介する。
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トヨタ、ホンダ、日産はCESでAIを強調
日本車メーカーでは、新しいプレーヤーとの協業を大々的に発表したのはホンダのみ。ホンダは米Google社傘下の自動運転事業会社Waymo社との提携を見据えるが、トヨタ自動車や日産自動車は自前でAIを含む自動運転技術技術に挑む。
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CESで存在感増すNVIDIAとAmazon、クルマと連携強化
「CES 2017」には、日米欧の自動車メーカーが勢ぞろいし、エレクトロニクス、ITベンダーとの協業を多く発表した。中でも、米NVIDIA社の勢力拡大が著しく、ドイツのDaimler社やAudi社、ZF社など多くのブレーヤーとの提携を発表した。米Amazon.com社も音声認識の技術でクルマ分野に進…