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 集客は難しい。

 多くの企業が新たな事業を立ち上げる際に、まずぶつかる困難の一つが集客だろう。その理由としてよく挙げられるのが、いわゆる経営の三要素「ヒト・モノ・カネ」の不足だ。新たな集客手法を実践するヒトがおらず、集客のためのアイデアや素材がなく、集客プロモーションに使うカネもない、だから我が社の集客はうまくいかない―。そう嘆く経営者は多い。本当にそうだろうか?

 今回の特集では地方自治体が中核になって、新たな集客に成功し、観光事業を振興させた事例を採り上げる。なぜか? ほとんどの地方自治体には都会の企業と違い、人材が豊富にいない。「放っておいても人が集まる名所」などはない。厳しい財政難に見舞われている自治体も多く、観光振興などにはカネを掛けられない。

 ヒト・モノ・カネの全てがないないづくしの中で、彼らがどうやって成功を掴んだか。それは多くの企業にとって新たな集客を成功させるヒントになるはずだ。

この記事は異業種連携の情報誌「リアル開発会議 2016 Winter」の特集「集客の秘訣は地方に聞け」から一部加筆して掲載しています。無料進呈中の情報誌申込みは:こちら