社会全体における個人の健康づくりを促す仕組みづくりを目的として、医療保険者および企業経営者・従業員の健康づくり担当者等と健康・予防サービスを提供する企業等とが出会い、協働・連携を推進させる場「データヘルス・予防サービス見本市2016」の様子をレポートする。
連載
データヘルス・予防サービス見本市2016
2016年12月14日に大阪で開催
目次
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データヘルス第2期、保険者に求められる取り組みとは
内閣官房 健康・医療戦略室次長の大島一博氏は、「データヘルス・予防サービス見本市」(2016年12月14日、主催:厚生労働省)に登壇し、健康寿命を延ばすための政策について語った。健康寿命と寿命は、男性で約9歳、女性で約12歳のギャップがあり、健康・医療戦略室は、健康寿命を延伸する戦略を立てる役割を担…
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従業員の健康維持に取り組まない企業は存続できない
従業員の健康維持に取り組まない企業は存続できない、そんな時代が来る――。経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課長の江崎禎英氏は「データヘルス・予防サービス見本市」(2016年12月14日、主催:厚生労働省)に登壇し、健康経営の重要性を訴えた。同氏は「かつては環境問題に投資をしても意味がないと言…
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効果検証や通知の工夫に課題、保険者データヘルス全数調査
厚生労働省 保険局 保険課 主査の岩井恒太氏は、「データヘルス・予防サービス見本市」(2016年12月14日、主催:厚生労働省)に登壇し、「平成28年度保健者データヘルス全数調査」について、結果のサマリーと今後の課題を語った。保険者データヘルス全数調査は厚労省保険局と日本健康会議が、市町村国保、健保…
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予防医学は「個人から集団へ」
東京大学 政策ビジョン研究センター 特任助教の古井氏が講演
「今後社会の中に予防が本格的に入っていく。まずは一人ひとりがデータヘルスの土俵に上がってほしい」――。東京大学 政策ビジョン研究センター 特任助教の古井祐司氏は「データヘルス・予防サービス見本市」(2016年12月14日、主催:厚生労働省)に登壇。「予防・健康づくりにおけるICT活用」と題した講演で…