記者からの質問に答えるパナソニックの有薗正樹氏
記者からの質問に答えるパナソニックの有薗正樹氏
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 2017年4月1日、パナソニックに新たな社内カンパニーとして誕生する「コネクティッドソリューションズ社」が発足する。社内カンパニー「AVCネットワークス社(AVC社)」を母体とした組織だ。CESの会期中、日本の報道機関を対象にAVC社のキーパーソン2名への合同インタビュー(ラウンドテーブル)が開催された。前編ではこのうち、パナソニック 常務取締役でAVCネットワークス社 社長の榎戸康二氏の話を紹介した(関連記事)。後編では、AVCネットワークス社 副社長の有薗正樹氏が語った、エンテーテイメント領域の話を取り上げる。発言の趣旨は以下の通りである。

 エンターテインメント領域では、大きく4つの分野に注力する。リゾートホテルやカジノ、見本市などの「IR(統合型リゾート)/MICE(会議や展示会などの総称)」、野球場や競技施設などの「スタジアム」、遊園地などの「テーマパーク」、放送機器やネット配信サービスなどの「メディア」である。このうち前者3つでは、音と光の総合演出に力を入れる。特に米国では、開発・製造・販売が一体となった運営を行うことになる。