中国ファーウェイは2018年1月9日(現地時間)、米ラスベガスでの「CES 2018」初日の基調講演で、フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Mate 10 Pro」を米国市場に投入することを明らかにした。

 基調講演の前日には、米AT&Tが政治的な理由により端末発売を中止したとの報道が米国を騒がせていた。そのなかでファーウェイは、改めて米国市場に向けた自社の取り組みを紹介し、信頼に足る企業であると繰り返しアピールする基調講演となった。

米国でMate 10 ProをSIMロックフリーとして発売

 基調講演には、ファーウェイのコンシューマー事業部門CEOであるリチャード・ユー氏が登壇(写真1)。研究開発への取り組みとして、最近10年間で450億ドルを投資しており、投資額では世界9位になったことを挙げ、「将来の技術革新に向けて莫大な投資を続けている」と語った。

写真1●ファーウェイのコンシューマー事業部門CEOであるリチャード・ユー氏(撮影:山口 健太、以下同じ)
写真1●ファーウェイのコンシューマー事業部門CEOであるリチャード・ユー氏(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 スマートフォンの新製品として、2017年10月にドイツ・ミュンヘンで発表したHUAWEI Mate 10 ProをSIMロックフリーで発売する。米国向けモデルの本体カラーはチタニウムグレー、モカブラウン、ミッドナイトブルーの3色である(写真2)。

写真2●米国では3色を展開
写真2●米国では3色を展開
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