図1 プレスカンファレンスに登壇したソニー 代表執行役社長 兼 CEOの平井一夫氏。業績がいいためか、いつもよりも講演に勢いを感じた。
図1 プレスカンファレンスに登壇したソニー 代表執行役社長 兼 CEOの平井一夫氏。業績がいいためか、いつもよりも講演に勢いを感じた。
[画像のクリックで拡大表示]

 ソニーは、CES 2018開幕前に催したプレスカンファレンスにおいて、大手自動車メーカーや電装品メーカー、半導体メーカーなどと、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転に向けた車載イメージセンサー(撮像素子)で積極的に協業していくことをアピールした(図1)。これまで協業関係が明らかになっていたドイツBosch社やデンソー、イスラエルMobileye社に加えて、新たにトヨタ自動車や日産自動車、韓国Hyundai Motor社、韓国Kia Motors社、米NVIDIA社が加わった(図2)。

図2 大手自動車メーカーや電装品メーカー、半導体メーカーなどと、ADASや自動運転に向けた車載イメージセンサーで協業していく
図2 大手自動車メーカーや電装品メーカー、半導体メーカーなどと、ADASや自動運転に向けた車載イメージセンサーで協業していく
[画像のクリックで拡大表示]

 CESのプレスカンファレンスで、ソニーが車載イメージセンサーの話題に触れたのは2014年のこと。2014年時は、車載イメージセンサーに注力する旨を発表しただけにとどまったが、今回はプレスカンファレンスの中である程度まとまった時間、車載イメージセンサーにおけるソニーの取り組みや進化の方向性などについて紹介した。

 加えて、同社が開発中の次世代の車載イメージセンサーを利用したデモを披露した(図3)。CESのブースに車載イメージセンサーのデモを出展するのは今回が初めて。同センサーに対するソニーの注力ぶりが表れている。

図3 車載イメージセンサーを利用したデモをCESで初披露
図3 車載イメージセンサーを利用したデモをCESで初披露
[画像のクリックで拡大表示]