デモの様子
デモの様子
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高い位置につけたカメラ
高い位置につけたカメラ
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説明パネル
説明パネル
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 「2016 International CES」において、トヨタ自動車は、Preferred Networks、NTTと共同でディープラーニングによって自動で運転能力習得するシステムを展示した。合計8台の模型のリモコンカーを走らせ、まったく学習していない状態、2時間ほど学習した後、約4時間後の3段階に分けて、学習の様子を見せていた。

 このシステムに最初に与えるのは、移動経路だけ。学習器に対しては、周囲の環境を検知するセンサーの情報を入力し、これをアクセル、ブレーキ、ハンドルなどの出力に接続する。あらかじめ、センサー情報や出力情報に意味を与えてはいない。ぶつかるった場合にペナルティーを与えることで強化学習をする。学習をさせていくことで、スムーズに走れるようになる。この際、各車両の学習結果を収集して計算を実施し、この結果を車両の学習器に戻すことで学習を加速させている。

 デモシステムでは、実際には車両にセンサーを載せず、高い位置に設置したカメラを使って撮影し、この映像から、センサーを模擬したデータを作り出し、学習器に送り込んだ。

■変更履歴
初出時、Preferred Networksの社名のつづりが誤っておりました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2016/05/26 08:54]