実機
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使い方のイメージ
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 指輪型電子機器「Ring」を開発したログバーが、ペンダント型翻訳機「ili」を開発した。「2016 International CES」(2016年1月6~9日)の開会前の1月4日に開催されたイベント「Unveiled Las Vegas」で披露した。

 iliは、日本語、英語、中国語を相互に自動翻訳できる装置。満充電状態で半日程度使える。

 特徴的なのは、スマートフォンやインターネットとの接続が不要なこと。ili自体で音声認識、翻訳、音声合成を行う。この一連の処理エンジンは、フュートレックが提供した。「内蔵辞書は5万~6万語程度で、旅行の会話はこなせる」(説明員)という。そのため、病院や国際会議など専門用語が必要な場面では使えない。

 同年4月に事前予約を開始し、夏ごろ販売する予定。価格は未定だが「数万円のレベルにしたい」(説明員)という。第2世代には日本語、英語、中国語に加えて、フランス語、タイ語、韓国語、第3世代ではスペイン語、イタリア語、アラブ語に対応する予定としている。