三菱自動車は、小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の新型「エクリプス クロス」を開発した(図1)。同社の主力SUV「アウトランダー」のプラットフォームを流用しながら、クーペスタイルに仕上げた。パワートレーンは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを用意する。

図1 クーペスタイルの小型SUV「エクリプス クロス」
図1 クーペスタイルの小型SUV「エクリプス クロス」
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 三菱自動車は同車を「世界戦略車」(同社)と位置付ける。最初に投入する市場は欧州に決めた。2017年秋に発売する予定だ。その後、日本や北米、豪州、その他地域にも展開する。日本では2017年度内に発売するという。

 2017年3月に開催される「ジュネーブモーターショー」(一般公開日:2017年3月9~19日)で車両を初公開する(関連記事:三菱自の新型SUV、開発資源集中した“勝負車”か)。

図2 サイドビュー
図2 サイドビュー
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 車両寸法は全長4405×全幅1805×全高1685mm。アウトランダーに比べて全長が290mm、全幅が5mm、全高が25mmそれぞれ短い。ホイールベースは2670mmで変わらない。

 三菱自動車は「SUVに都会的なスタイリッシュさや上級感が求められるようになっている」(同社の商品企画担当)と分析し、外観や内装のデザインに落とし込んだ。外観では、ボディー側面に深く刻まれたキャラクターラインが目立つ(図2)。