フランスCitroen社は2017年2月7日、3月に開催される「ジュネーブモーターショー」に小型SUVのコンセプトカー「C-Aircross Concept」を出展すると発表した。明るく開放感のある室内と先進技術を用いた装備で、全てのCitroenモデルにこれまで以上の快適さを提供する「Citroën Advanced Comfort」プログラムの新しいステップを反映したものになるという。

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 C-Aircrossは新型「C3」をベースに小型SUVに仕上げたもの。欧州ではどのセグメントでもクロスオーバー車/SUVの人気が高まっており、一方でミニバンのシェアが落ちている。そのためこの車は小型ミニバン「C3 Piccaso」の後継車になる可能性もある。

 全長4150×全幅1740×全高1630mmのボディは丸みをおびた流線型で、ボディ下部の保護材によってSUVらしさが強調されている。サイドミラーはなく、カメラで両サイドの映像を室内モニターに映す。サイドドアは観音開きになっており、Bピラーがないため開口部が広い。また大型パノラマルーフやリアクオーターウインドーなど、ガラス面が多く、明るい室内になっている。

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