お茶の水内科院長の五十嵐健祐氏は、2015年12月9日に開催されたセミナー「どうなる? 遠隔診療」(主催:日経デジタルヘルス)で、「臨床医から見た遠隔診療のニーズとサービス開発の取り組み」と題して講演。同氏らが2015年11月13日に開始した遠隔診療サービス「ポートメディカル」を通して見えてきた、同氏が考える遠隔診療の本質について語った。

講演する五十嵐氏
講演する五十嵐氏
[画像のクリックで拡大表示]

 2015年8月10日、厚生労働省は遠隔診療の適用範囲を事実上広げる旨を、都道府県知事に通達。この通達のポイントを、五十嵐氏は「これまではへき地や離島など地理的に通院困難な人、寝たきりや要介護など病状的に通院困難な人が対象とされていた。今回の通達で、仕事が忙しいなど時間的に通院困難な人も対象になった」ことだと解説した。