ソニーグループ(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングとソニーセミコンダクタソリューションズ)は、新しい裏面照射型CMOSセンサー(BSI)を「IEDM 2016」で発表した(講演番号:8.7)。特徴は、偏光素子(polarizar)を備えること。一般的な偏光カメラの場合、撮像素子と偏光素子は別部品である。例えば、BSIの受光部(PD:Photo Diode)の上方にあるオンチップレンズと、同レンズの上方に外付けするカバーガラスの間に偏光素子を配置する。今回のBSIでは、PDの上方に、金属製のワイヤーグリッドで作った偏光素子を設けて1チップ化している。これにより、従来よりも小型で安価な偏光カメラを実現できるとする。
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