(1)のMetaMoji Share for Medicalはタブレット画面を複数の人間で同期するもの。同社は、リアルタイムに画面を共有するアプリケーションを一般企業などに向けて提供していたが、今回は医療カンファレンスで使用することを想定した。
PACS(医療用画像管理システム)など院内のサーバーと連携し、電子カルテや検査画像のデータを各自がタブレット端末で確認しながらカンファレンスに参加することができる。参加者が同一のドキュメントを開くことで画面を共有できるため、遠隔地からの参加も可能だ。カンファレンス参加者が、電子カルテや検査画像に書き込んだ注意事項や印もリアルタイムに共有することができる。
(2)の「ドクターmazec」は、指やスタイラスペンを使って画面に入力した文字を識別し、テキストに変換するもの。一般的な用語に加えて、病名や薬品名、手術用具などの医療専門用語を20万語登録。今回新たに各単語の英訳を登録し、医療従事者の論文執筆を助ける。 (3)のGEMBA 医療ソリューションは、建設現場で使用されていた「GEMBA Note」を医療機関向けにアレンジしたもので、医療業務で使用する文書を電子化するソリューション。例えば検査同意書を電子化し、各項目にワンタッチでチェックを入れ、タブレット上でサインすることを可能にする。同意確認の際、説明に関するトラブルを防ぐため、録音機能も搭載した。このほか、訪問診療や問診票、栄養指導管理など医療機関に合わせた書類を作成することが可能。