展示ブースで「HOMAS-Cloud」を紹介
展示ブースで「HOMAS-Cloud」を紹介
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 診療材料費や人件費などの原価計算から病院の経営を見える化でき、病院間のベンチマークも可能。そんな管理会計機能を民間病院にクラウドで提供するサービス「HOMAS-Cloud」を、医用工学研究所が第36回医療情報学連合大会(第17回日本医療情報学会学術大会)に出展した。2016年7月に提供を始めたもので、民間病院5~6施設で先行導入が始まっているという。

 医用工学研究所は、2016年4月に稼働が始まった国立大学病院向け管理会計システム「HOMAS(University HOspital Management Accounting System)2」の開発を担当(関連記事)。HOMAS-Cloudでは、同システムに実装した機能をクラウドベースで民間病院に提供する。

 各種取り込みデータ作成の自動化や、標準配賦ルールの適用、配賦ルールの可視化によって、最適な原価計算運用を支援。自院の分析に加え、病院間のベンチマークにも対応することが大きな特徴だ。