Renesas Electronics Europe社のNiels Trapp氏
Renesas Electronics Europe社のNiels Trapp氏
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 ルネサス エレクトロニクスは、Industrial Internet Consortium(IIC)の「Ethernet TSN」のテストベッドに2017年1月から参加する。2016年11月下旬にドイツ・ニュルンベルクで開催された「SPS IPC Drives 2016」の記者会見でドイツRenesas Electronics Europe社のNiels Trapp氏(Senior Director, Industrial & Communications Business Group, Segment Solutions)が明らかにした。

 Ethernet TSNは、IEEE 802.1で標準化が進められているEthernetベースの通信技術。産業用や車載用の次世代ネットワークとして注目されている。ルネサス エレクトロニクスは、前出のSPS IPC Drives 2016や、2016年11月にドイツ・ミュンヘンで開催された「Automotive Networks 2016」でEthernet TSNのデモンストレーションを披露していた(関連記事)。

 現在、IICのテストベッドには米国のCisco Systems社、Intel社、National Instruments社、ドイツのBosch Rexroth社、KUKA社、フランスSchneider Electric社などが参加しており、工場の生産ラインでEthernet TSNを活用する実証実験を行っている(関連記事IICの関連サイト)。ルネサス エレクトロニクスはこのテストベッドに加わることで、Ethernet TSNの技術開発をさらに加速させる。