「半導体のオリンピック」と称される集積回路技術に関する国際会議「International Solid-State Circuits Conference(ISSCC)2018」。最新の研究成果が発表されると共に、さまざまなイベントが開催される。その中で、今回のISSCC から始まったのが、「Industry Showcase(インダストリーショーケース)」である。これは、ISSCCの担当委員から推薦・承認された企業が自社の製品や技術をアピールする場で、企業からのISSCCへの参加や発表を促す狙いがある。開催2日目である2月12日の夕方に開かれた「デモセッション」に続いて、夜に開催された。20時というやや遅い開始時間にもかかわらず、多くの来場者で賑わっていた(図1)(関連記事)。

図1 インダストリーショーケースの会場の様子
図1 インダストリーショーケースの会場の様子
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 出展していた企業には、米Google社や米Qualcomm社といった大手企業だけでなく、スタートアップと呼ばれる新興企業も含まれる。自社の製品や技術のアピールに力を入れていた。