展示ブースでは自治体向けサービスなどを紹介
展示ブースでは自治体向けサービスなどを紹介
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 キーウェアソリューションズは、体重や血圧、血糖値などのバイタルデータと、歩数や食事などのライフログを一元的に登録・管理できるサービス「LifeRoute」を今後、医療機関向けに提案していく。医師が電子カルテから、患者の日々のバイタルデータやライフログを参照できるようにする。生活習慣病の重症化予防などの用途で引き合いがあるという。

 「デジタルヘルスDAYS 2016」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)にLifeRouteを出展した。同サービスでは、NFC対応のヘルスケア機器とAndroidスマートフォンがあれば、タッチするだけでバイタルデータを取り込める。取り込んだバイタルデータやライフログはサーバーで管理し、長期的経過をサービス利用者がパソコンなどで閲覧できる。

 一般消費者向けを想定したサービスだが、従業員の健康増進に取り組む法人(企業)向けの提供も始めたという。自治体との連携も進めている。

 これらに続いて同社が有望視しているのが、医療機関向け。特に、糖尿病などの生活習慣病の治療では、通院時だけでなく患者の日常のバイタルデータや運動・食事を把握したいとのニーズがあるという。そこでLifeRouteのデータを電子カルテから参照できる機能を実装し、医師が糖尿病などの治療に活用できるようにする。