こちらが「ハッピー」
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こちらは「ラッキー」
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 タカラトミーは「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)にブースを構え、目や耳に障害を持っていても楽しめる「バリアフリーおもちゃ(共遊玩具)」などを紹介した。共遊玩具は業界基準が定められており、それを満たす製品だけが認定される。同社は30年以上前から玩具のバリアフリー化に取り組んでおり、業界基準策定への流れを作ったという。

 展示品の1つが、2016年に発売したぬいぐるみ「しゃべくりハッピー&ラッキー」。センサーや音声認識機能(約300ワードに対応)を搭載しており、おなかをなでたり、話しかけたり、生活音に反応したりするとおしゃべりする。スマートフォン連携機能も備え、専用の無料アプリから「好きな食べ物」などのユーザー情報を入力すると、利用者に合わせたおしゃべりをする。

 うなずきながらおしゃべりするため、視覚が不自由でも「会話の間合いがとりやすい」(タカラトミーのブース担当者)。子供だけでなく「高齢者にも楽しんでもらえるのではないかと思う」(同)。希望小売価格は9000円(税抜)。