展示会場にPepper
展示会場にPepper
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 業務用カラオケ「JOYSOUND」で知られるエクシング(名古屋市)は2016年10月上旬、ソフトバンクグループの人型ロボットPepperを用いた、介護施設向けアプリ2種類を発売(ニュースリリース)。「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)で紹介した。2015年度に、未病産業に関する神奈川県のモデル事業でトライアル(実証実験)を行った。

 発売したのは介護施設向けのレクリエーションアプリ「健康王国レク for Pepper」と、対話アプリ「健康王国トーク for Pepper」。いずれも利用料は月額1万円(税抜)。

 健康王国レク for Pepperは、エクシングが手掛ける高齢者向け音楽療養コンテンツ「健康王国」を活用したもの。Pepperの動きや進行に合わせて体操やニュース映像、クイズなどのコンテンツを利用できる。

 健康王国トーク for Pepperでは、顔認識機能で高齢者1人1人の顔と名前を覚えさせる。Pepperが個人を認識してさまざまなシナリオで対話し、高齢者とコミュニケーションする。世間話や雑談、好きなものや家族のことまで、さまざまな話題に対応可能という。